#654 悪夢再び
八月を迎えましたが、相変わらずの猛暑が続いています。一日中エアコンをつけて暑さ対策をしなければならない状況となっています。子供の頃タイやインドネシアのような東南アジアでは暑さのために日中は働かないと学びましたが、今の日本はその状況になっています。官公庁を始め大半の企業はエアコンで室内の気温を調整していますので働けないことはありませんが、野外で働く人にとって猛暑の中で仕事をすることは命にかかわります。また最近では多くの公立の小中学校や高校で各教室にエアコンが設置されていますので、授業に支障をきたすことはありませんが、体育館は原則としてエアコンが設置されていません。生徒たちは体育館で授業をするには不適切な環境となっています。地球環境はここ数十年でとんでもない環境になってしまいました。
さて先月28日の午後4時27分頃に熊本で再び大地震が発生しました。平成28年熊本地震から数えて10年になります。地震が発生した時間に私は当塾にいましたが、10年前の地震と比べて今回の地震は揺れた時間が長く感じられました。おそらく30秒程度は揺れていたと思います。最初の数秒間はゆっくりした揺れでしたが、時間が進むごとに大きな揺れとなり、当塾のビル全体が揺れているような感じでした。大牟田では震度4が表示されましたが、実感では震度5弱の感じでした。今回は10年前の地震よりも揺れが強かった気がします。(前回の地震はこのブログ#9、10で取り上げています。)
また地震後の熊本イオンの爆発事故は本当に悲惨そのものでした。当時3000人ほどの客がいたそうですが、店内の従業員の誘導により全員無事に店外へ脱出することができました。しかし不幸にも店内に戻った従業員の方達が爆発に巻き込まれ亡くなりました。心よりご冥福を祈ります。
今回の地震は10年前の地震を引き起こした活断層の「割れ残り」(活断層が動いていない場所)が原因と言われています。前回はマグニチュード6.5、7.3が2日間で2度発生しましが、今回は10年前の活断層(布田川の一部と日奈久断層の東側)で動かなかった日奈久断層の中央部分が動いたようです。専門家の話では日奈久断層の残り(南西部)にひずみが溜まり、大地震がまた発生してもおかしくないと説明していました。
今後筑後地方の人々が注意したい活断層として日奈久断層の南西部、宇土半島にある布田川断層の西側、島原半島を貫く雲仙断層群、久留米市近郊を通る水縄(みのう)断層帯、そして福岡市を貫いている警固断層があります。いずれもマグニチュード7以上の地震を引き起こす断層です。
地震は現時点では予測不可能な自然現象です。この国に住む限りどこで暮らしても防ぎようがありません。地震が必ず発生することを前提で暮らし方を工夫すれば、たとえ大地震が発生しても大きな被害を防ぐことができます。何事もあらかじて想定して生活することが大切です。
現在余震が続いていますが、前回の地震のように地面が落ち着くまでに半年はかかることでしょう。これからも大きな余震が発生するでしょうが、落ち着いて行動することが大切です。「備えあれば憂いなし」です。