#424 新しい季節に向かって

 昨日(19日)当塾で今年度最後の授業が終わりました。明日から27日まで年度末の休業を取り、1年間使用した問題集や資料を整理します。28日から授業を再開しますが、実質的には昨日が今年度最後の授業となりました。
 3月は別れの季節と言われます。今年度は中学3年生が4名、高校3年生が1人、大学生が1人の8名が当塾で学びましたが、大学生を除いて全員が当塾を卒業しました。中学生の何人かはまた来年度も当塾で学ぶ予定ですが、それぞれの進学先で4月から新しい季節を迎えます。
 今年で40年ほど教員として生徒と共に過ごしたことになりますが、この教職という職業は季節感のある職業だと思います。桜の花とともに新学期が始まり、体育祭や文化祭を通して生徒たちと交流し、1学期が過ぎていきます。夏休みには課外授業や部活動、生徒個人の活動等を通して、生徒の個性を伸ばしていきます。2学期は学力向上や様々な学内外の活動のために慌ただしく時間が過ぎていきます。冬休みをはさんで3学期は将来の進路を考え、生徒たちは自分に適した進路を選びます。そして、また桜の季節を迎えます。
 中学生も、高校生も勉学に部活動に一生懸命取り組む貴重な時間過ごします。10代は「疾風怒濤の時代」と言われますが、確かに勉学に悩み、友情に悩み、将来の進路に悩み、様々な出来事に一生懸命対応しなければなりません。この時期に努力を怠ると自分の希望する進路を塞ぐことになります。多くの挫折を経験しながら、この青春時代の努力に応じて自分の将来が開けてきます。すでに体験した大人から見れば、たわいもない出来事かもしれませんが、彼ら若者には何事も未体験のものばかりです。
 勉強の意味は自分自身を知ることにあります。「自分がどの分野に向いているのか」、「何に興味があるのか」、「将来の夢を実現させるために、どうすればよいか」等を時間をかけて考える時期でもあります。中学・高校時代は自分の可能性を見つける時期です。この時期をどのように過ごすかで後の長い人生が決まります。今年卒業した全国の生徒たちが有意義な人生を歩めるように心からエールを送ります。

2022年03月20日