#636 旅立ちの春

 今日は令和7年度最後の日曜日になります。3日後は4月1日、令和8度が始まります。官公庁や企業では入庁・入社式が行われ、入学式を行う大学もあるでしょう。もうすぐ新しい年度の始まりです。日本の年度は桜の季節とともに4月に始まり、とても新鮮ではつらつとした新緑の季節感に溢れています。一方欧米では9月に始まり季節が冬に向かいますので、何か物悲しい雰囲気が漂います。日本と欧米で、どちらの年度始まりが良いかは人それぞれですが、個人的には春の年度始まりが好きです。
 さて、この季節は別れと出会いの季節です。先日NHKテレビのドキュメント72時間で「鹿児島空港 旅立ちの春に」という番組が再放送されていました。この番組は何気ない日常生活を3日間(72時間)にわたりドキュメントとして撮影する番組です。ある回ではゲームセンターに出入りする人々に話を聞いたり、別の回では真冬の自動販売機にやって来るお客さんにその理由を尋ねたりして、日々の暮らしの中の1ページを視聴者に届けています。年末には「ドキュメンタリー72時間」のベスト10を選出する特番も放送されます。今回は鹿児島空港でのロケでした。NHKのホームページではこの番組を次のように説明しています。
----------
『ドキュメント72時間 鹿児島空港 旅立ちの春に』
 春、旅立ちの季節に鹿児島空港に密着する。就職で旅立つわが子を見送る親、進学で離ればなれになる友人たち、この時期の空港にはドラマがあふれている。東京、大阪、名古屋などの大都市、そして屋久島や奄美大島といった離島とを空路で結ぶこの場所を、みんなどんな思いを抱えて行き交うのだろう。出会いと別れ、人生という物語が凝縮される瞬間を3日間、見つめ続けた。(2024年放送)
https://www.web.nhk/tv/an/72hours/pl/series-tep-W3W8WRN8M3/ep/D2452L4LQR
----------
 この番組では就職したり、進学したりする子どもを親が心配しながら見送る場面が特に印象的でした。子どもがいくつになっても、親は親です。今まで育てた子どもが独り立ちし、それを見送る親の切なさと安堵感が如実に表れていました。本当に「旅立ちの春」の一場面でした。
 出会いと別れは誰でも体験する出来事です。特に人生の節目でそれは起こります。子どもの誕生、幼稚園や小学校の入学式と卒業式、中学校や高校での様々な行事や出来事、そして進学や就職など様々なことが私たちの人生には待っています。そしてそれを乗り越えて、また次の段階へと進んでいきます。この番組を見ながら人は出会いと別れを繰り返しながら成長していくものだとしみじみと思いました。

4月からどのような新たな出会いが待っているでしょうか。皆さんも楽しみに待っていましょう。

追記:このの番組は上記のWebページからご覧になれます。

2026年03月29日