#526 音楽は世界共通語

 3月も下旬となり今週は全ての学校で修業式を迎えます。そして2週間もすれば令和6年度を迎え、生徒たちはそれぞれ進級します。新年度はどんな年度になるのでしょうか。今から楽しみです。
 さて世界共通語と言えば何を思いますか。英語ですか、それともスペイン語ですか。確かに英語やスペイン語は世界で多くの人が話していますが、人類全員ではありません。世界中の誰にも分かる言葉は音楽です。お互い言葉は分からなくても音楽は演奏を通して、または聴くことで全ての人々の心に伝わります。
 今日たまたまNHKBSを見ていたのですが、久しぶりに面白いドラマを見ました。日越外交関係樹立50周年記念ドラマ「ベトナムのひびき」です。この番組についてNHKのHPでは次のように説明しています。
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日越外交関係樹立50周年記念ドラマ「ベトナムのひびき」
1959年、ベトナムにオーケストラが設立されました。目的は、音楽を通して、戦争や国境を超えて人の心を繋ぐことだったと考えています。
 「楽団は家族なのだ」その志は、ベトナムのオーケストラに招かれ、ベトナム縦断ツアーの成功を託された日本人指揮者とベトナム人オーケストラのメンバーに伝わり、ベトナムと日本を繋ぐハーモニーが生まれて行きます。
 国作りも、楽団作りも同じ、多くの異なる人間が集まり、皆で一つのタクト(指揮棒)を見つめ心を合わせることで、オーケストラが一つになり、未来の扉が開かれて行く。2024年、壮大なベトナムの風景をバックに日本とベトナムが力を合わせ、武力に揺れる世界に向けて絆の大切さを伝え、国を超えた深い“友情”と“音楽”への愛をお届けします。
https://www.nhk.jp/p/ts/8QG8N2M8KX/
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 またHPのあらすじには「日本とベトナムの外交関係樹立50年を記念した特集ドラマ。指揮者の佐倉一男(濱田岳)はベトナムのオーケストラ再建を依頼され単身ハノイに渡る。通訳の森岡優子(比嘉愛未)とともに個性豊かなベトナムのメンバーたちと触れ合いながら、文化の壁を乗り越え一流のオーケストラを目指す。後輩指揮者の光嶋(反田恭平)や妻の美也子(MEGUMI)、息子の博音(岡﨑彪太郎)とのあつれきやすれ違いを経て佐倉が見つけたものは…」と書いてあります。確かにショパンコンクールで2位に輝いた反田さんの指揮者姿は見ものです。再放送があるかもしれませんので、お見逃しなく。
 ところで、クラシック音楽だけでなく音楽には様々なジャンルがありますが、どんなジャンルにも優れたものが沢山あります。本当に素晴らしい音楽はジャンルを超えるものです。様々な音楽が調べを奏で、人の心に届きます。そして心を癒してくれます。いわゆるスタンダード・ミュージックは時代を超え永遠に残っていくものです。あなたはどんな音楽が好きですか。

2024年03月17日