#296 春の小川
春の小川は、さらさら行くよ
岸のすみれや、れんげの花に
すがたやさしく、色うつくしく
咲けよ咲けよと、ささやきながら
(文部省唱歌)
大牟田市内の小学校・中学校、県立高等学校は小川県知事の緊急事態宣言を受けて5月6日まで休校となりました。私が非常勤講師をしている明光学園も昨日新コロの影響を避けるために放送により入学式をおこない、その後5月6日まで休校になりました。緊急事態宣言がどれほどの効果があるか分かりませんが、少しでも感染者数が減少に向かえば幸いでしょう。また毎週木曜日に行われている学習支援ボランティアもしばらくの間中止となり、今日は一日中休みになってしまいました。
そこで午後、買い物のついでに運動がてら1時間ほど自転車で近くの諏訪川沿いに三宮古墳まで足を延ばしました。この古墳は大牟田・荒尾地区にある古墳群の1つで、ネットに次のような説明があります。
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三の宮古墳(さんのみやこふん)
荒尾唯一の前方後円墳
主軸をほぼ東西にとる全長60m。
後円墳は直径23m、高さ6m、南東斜面は彩土により削り取られているが、比較的原形を保っている。
前方部は長さ37m、高さ2.3m、幅14m、後円墳と接する部分はせまくくびれており、神社建立の際、一部分が削り取られたが、全体の形は帆立貝型をする未開口の古墳である。古墳の北側にかすかな周皇(みぞ)の跡がある。
後円部に河原石の葺石や円筒埴輪の破片が発見されたが全貌は明らかでない。
(http://yumeko2.otemo-yan.net/e349227.html)
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古墳がある三宮神社内に案内板がありますが、それを読まないと神社内に古墳があることに気づきません。それほど古い神社です。小学校時代にはここまで鍛錬遠足で何度か来たことがあります。徒歩では1時間半ほどかかります。神社の案内板によりますと、この古墳は5世紀ごろ造られたそうです。この近くには萩ノ尾古墳、潜塚(くぐりづか)古墳、四つ山古墳、そして当塾の近くの大牟田市動物園の上方の貯水塔の下にあります宅ヶ峰古墳などがあります。
神社を出ると正面に諏訪川の上流が流れており、冒頭に書きました「春の小川」のようにさらさらと瀬音が聞こえ、岸辺には菜の花やれんげが咲き乱れていました。新コロの影響が無ければ子どもたちが水辺で遊んでいる姿を目にすることができるはずです。春は爛漫の姿を見せています。