#465 あなただけの人生をどう生きるか

 今日は真冬なのにまるで春のような暖かい日差しが部屋に降り注いでいます。今週は高温特別注意報が出されており、春のような気温になるようです。明日は成人の日ですが、最高気温が15度を超えると予想されています。成人の日には晴着を着る新成人のために晴天を期待しますが、今冬は厳冬と予想されており、事実、北国では大雪で被害も出ています。しかしながら、この高温では雪崩などの別の心配をする必要が出てきます。ヨーロッパではまったく雪が降らず、各地のスキー場では人工雪で急場をしのいでいます。南ヨーロッパでは海水浴をするニュースが流れていました。何事も中庸が大切です。
 さて、シスター渡辺和子さんが2016年12月30日に帰天されて昨年末ですでに6年になります。シスター渡辺についてはこのブログ(#82)ですでに述べましたが、シスターは多くの著作を残されており、シスターの考え方、生き方をその著作を通して知ることができます。今日はその中の一冊「あなただけの人生をどう生きるか」(ちくまプリマー新書)より、いくつか名言をご紹介します。この本は新しく大学生になった若者たちへの呼びかけとして書かれたものです。
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「皆さんに求められるものは、授けられる知識に能動的に働きかけて、
 知識を知恵に、すなわち自分にとって価値あるものにしてゆくことです。」

「求めよ、さらば与えられん。探せ、さらば見出さん。叩け、さらば戸は開かれん。
 という聖書の言葉のように、自主性を持った人として大学生活を送りましょう。」

「真理に対し、善に対し、美に対して、
 すなおな自由人になること、
 それが大学で行われる授業の目的です。」

「理解されるよりも理解すること、慰められるよりも慰めること、
 愛されるよりも愛することの喜びを
 知る人になっていただきたいと思います。」

「自分なりに、考えて、選んで、
 その選んだことに対して責任を取っていく、
 人格としての生き方というものは、人間にしか許されないものです。」

「今日からは、自分が世の中で、どういう位置を占めているか、
 自分の役割はなんだろうか、と考えるロール志向の生活に移ってほしい。」

「自分の思うとおりの人生はありません。
 にもかかわらず、人間には、輝くことのむずかしい条件のもとで
 輝くことのできる自由が与えられています。」

「もし、あなたが期待したほほえみが得られなかったら、
 不愉快になる代わりに、あなたの方から、ほほえみかけてごらんなさい。」

「どこにいらしても、どうか置かれた場で美しく咲いてください」
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 シスター渡辺は長い間ノートルダム女子大学で理事長を務め、多くの女子大学生と交流を深めてこられました。上記の言葉は新入生に送られた言葉のほんの一部です。詳しい内容を知りたい方は是非一読ください。
 明日は大牟田市で成人式が行われますが、当塾を卒業した5名が参加します。なつかしい塾生達の笑顔が今でも思い出されます。

2023年01月08日