#535 2025年7月5日

 5月も下旬となり、全国で夏日が続出しています。昨日は日田や大宰府などで30度を超える真夏日も記録しています。今年も昨年同様に高温多湿の日々が続くのか、今から懸念されるところです。体が暑さに慣れていない時期ですので、特に熱中症には充分注意しなければなりません。5月末に運動会を開催する小・中学校、高校が多いので、学校側は熱中症対策を取る必要があります。お互いに気をつけたいものです。
 さて、今日の話題はネットで話題となっている「予言」です。予言と言えば1970年代に国内外で話題となった「ノストラダムスの予言」が有名です。当時高校生だった私は40歳前後で死ぬのだと本気で考えたことがあります。結局、何事も起こりませんでしたが。たしかにノストラダムスは1999年に世界が滅びるとは一言も言っていません。彼の予言は3000年以降も存在しているのですから。
 世の不安な流れとともに、またぞろ新しい予言が出てきました。それは2025年7月5日にフィリピン沖で海底火山が爆発し大津波が発生。その影響で日本が数百メートルの大津波に襲われる、という内容です。この予言の出所の1つに、たつき諒という漫画家が描いた「私が見た未来」がありますが、彼女は霊夢なるものを見て、この日付が浮かんだと本の中で説明しています。また天文家のなかには同じ時期に隕石が地球に接近し、太平洋上に落下すればその周辺国に大災害を引き起こすと述べる人もいます。ネットには「2025年7月5日予言一覧」といものがありますので、興味のある方は参考にしてください。https://20250705.jp/yogen-matome/20250705/
はたして、世の中が不安定になる時期にかならず予言なるものが登場してきます。現実に即したような予言から奇想天外のものまで種々雑多で、なかには噴飯ものも存在します。例えば聖書の中の「ヨハネの黙示録」はキリスト教徒だけでなく、西洋社会に根付いている予言というよりも終末の世界を表した抽象文学と捉えることもできます。実際にこの終末世界を実現させようとしたカルトがオウム真理教でした。地下鉄でサリンを散布し,数千人を死傷させた事件は犯罪史上極めて異常な事件でした。また海外でもアメリカで発生した人民寺院のように終末を予言したカルトの集団自殺が起きています。
 それではなぜこのような予言に人々は惹かれるのでしょうか。その理由の1つに将来に対する不安や、未知のものに対する恐怖心があるのでしょう。明日の運命は誰にも分かりません。まして社会情勢不安定な時代には何かにすがりたくなるものです。そこで、まことしやかな予言なるものが登場するとその真偽にかかわらず、その予言にすがりたくなる傾向があります。人の心の不安定さにつけ込み、「〇〇の霊言だ」、「〇〇を信じれば救われる」、という邪教も流行します。
 このような嘘に騙されないようにするには、日々の仕事に真剣に取り組み、毎日感謝して生きることです。そして常識に基づいてその予言が根拠あるものかどうかをじっくり考えれば、それが真実かどうか判断できます。予言と言われるものの99%は嘘です。今回の2025年7月5日に何が起こるか楽しみにしましょう。必ずはずれるはずです。もし最悪で海底火山の噴火や隕石衝突が起こっても大丈夫です。大津波が日本に届くまで数時間の余裕があります。その間に近くの標高100m以上の山や高地に避難しましょう。そうすれば命だけは助かります。いずれせよ、様々な予言や邪教に惑わされないようにしましょう。

2024年05月19日