#534 母の日

 今日は母の日です。早朝から1日中雨が降っています。家族の移動もバスや車に限られ、雨の中をデパートやレストランに行くのでしょうか。今日子どもたちはお母さんに何をプレゼントするのでしょうか。カーネーションでしょうか。ハンカチでしょうか。それとも子ども手製の品物でしょうか。5月第2日曜日は世界の多くの国々で母の日が祝福されます。
 この母の日ですが、世界各国でその起源が異なるようです。ちなみに日本では次のように説明しています。
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『母の日』
 母の日ギフト用にディスプレイされたカーネーションのさまざまな品種(2009年 東京銀座にて。)大日本連合婦人会が1931年(昭和6年)に結成された。その際、同組織は皇后(香淳皇后)の誕生日である3月6日(地久節)を「母の日」としたが、普及しなかった。
 1937年(昭和12年)5月8日に、第1回「森永母の日大会」(森永母を讃へる会主催、母の日中央委員会協賛)が豊島園で開催され、1949年(昭和24年)ごろからアメリカに倣って5月の第2日曜日に催された。
 母の日に母親が健在の場合は赤色、鬼籍に入っている場合は白色、それぞれのカーネーションを贈る習慣が広く知られる。新卒の社会人は時期的に初任給の支給と重なるので、初任給でプレゼントを購入することも多い。
 5月5日のこどもの日は、国民の祝日に関する法律第2条で「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝すること」を趣旨と定む。(Wikipediaより)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AF%8D%E3%81%AE%E6%97%A5
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 子どもの年齢により、母親への愛情と感謝の表現が異なります。幼い子どもは母親を神のように崇め、母親といつも過ごしています。小学校に入りますと、友人と過ごす時間が増え、母親の存在が薄れていきますが、それでも母親に対する愛情は父親のそれとは比べものにもなりません。(この点で子どもの父親に対する愛情は異なります。)10代の子どもは自立心が強くなり、母親とのスキンシップはますます少なくなり、子どもが大学進学や社会に出ますと、自宅から離れて暮らすようになり、母親を故郷から離れて思うようになります。その頃には母親はいわゆる「たらちねの母」になっています。
 母親は年老いても、常に自分の子どもを幸せを考えています。こどもは一人の大人として母親と接し、子どもがいれば自分の母親がこれまでしてくれた全てのことに感謝の念が耐えません。年老いた母の人生を子どもの立場で振り返り、自分のために尽くしてくれた母親に対して深い愛情を感じます。
 「親孝行したいときには親はなし」とならないように、普段から両親に対して感謝することです。しかし、いつも身近にいる両親の愛情は気づきにくいものです。親が生きているうちに、それも元気なうちに親孝行をしたいものです。両親がすでに他界した私にとって大きな後悔となっています。

2024年05月12日