#369 10年目の祈り1
今日は東日本大震災発生から10年目の祈念日に当たります。10年目の節目に当たり各テレビ局は数日前からこの大震災の様々な特集番組を放送しています。午後2時26分には全国で黙祷をささげ、災害で亡くなられた方々に鎮魂の祈りを捧げました。
この3月11日が毎年近づくにつれて、このブログでも何度か震災関連の記事を紹介してきました。10年目の節目とは言いましても、この大災害が終了するわけではありません。災害に見舞われた各地域は復興半ばです。また福島第1原発事故の収束には全く目途がついていません。被災地が完全に復旧するにはまだまだ長い年月がかかります。少しでも早い復旧を祈っています。
そのような状況の中で、今でも行方不明になっている肉親を探している方々がたくさんいらっしゃいます。
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『津波被災地、手掛かり求め捜索 岩手・福島の沿岸』
東日本大震災から10年を迎えた11日、岩手、福島両県警が行方不明者の手掛かりを求め、津波で大きな被害を受けた沿岸部を捜索した。宮城県警は10日に行った。
震災関連死を含め市民1761人が犠牲となった岩手県陸前高田市。震災前には約7万本の松が立ち並んでいた「高田松原」で、大船渡署員ら約60人が黙とう。熊手のような道具で砂浜を探り、遺品や手掛かりがないか確認した。
東京電力福島第1原発が立地する福島県大熊町の夫沢地区でも双葉署員らが捜索。
被害の大きかった岩手、宮城、福島3県警などによると、震災による3県の行方不明者は10日時点で2521人。
(共同通信社 2021/03/11)
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「災害は忘れたことにやって来る」と言います。様々な災害で亡くなった人々が多くの教訓を残してくれています。今一度災害に遭遇した時にどのような行動を取ったらよいか平時より考えておく必要があります。日頃より非常食や水の準備、避難場所の確認、家族との連絡方法など備えておくべき事柄はたくさんあります。明日は我が身なのです。いざという時のために充分な準備を怠らないようにしましょう。