#626 キツネとタヌキの化かし合い

 今冬一番の寒気が到来しています。ここ大牟田市でも最高気温が7度前後の日々が続いています。昨日は雪も少し降りました。大寒を迎え寒さがピークに達していますが、あと10日も経てば立春を迎えます。極寒ももう少しの辛抱です。春の到来が待ち遠しく感じます。
 さて衆議院が解散し、いよいよ選挙モードに突入しました。今回の選挙は実施時期といい、最短の選挙運動期間といい、異例づくめの選挙となります。今回の衆院解散を受け、与野党ともに様々な変化が見られます。まず衆議院の公明党と立憲民主党が合併し、新党を結成ました。単独では選挙に勝ち目がないので、急遽1つの政党になった感があります。この点に関して賛否両論がありますが、様々な専門家が私見を述べています。
 1つには新しい党名である「中道改革連合」という名前です。「中道」という言葉は政治的には右にも左にも寄らない真ん中を歩く意味がありますが、ある政治専門家は「中道」というのは中華人民共和国に向かう道をつけるための意味合いがある、と説明していました。確かに公明党と立民党は中国との関係が深く、たびたび中国を参拝しています。今回の新党結成に中国も好意的に報道しています。(産経新聞の記事)
https://www.sankei.com/article/20260118-ACWT3R7OFJCCDJR4DOCUCVH54U/?outputType=
theme_election2026
 また別の政治専門家は「中道」という言葉はもともと仏教用語で、創価学会の故池田大作が重視した考えだそうです。(産経新聞の記事)
https://www.sankei.com/article/20260116-FDVUEWX7GNLU3ECO4L5QRCFTFM/
この意味を知ってか知らずか、立民の党首は公明総会に出席し、池田大作の名前を挙げ、中道を学んだ旨の発言をしています。(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20260123/k00/00m/010/119000c
立民党首は創価学会に入信したのでしょうか?それで公明党との合併を考えたのでしょうか。不可思議です。この混乱憂いて、立民の原口議員は立民を抜け出し新しい政治団体を組織しました。
 さらにこの新党結成は衆議院のみで、参議院はそれぞれ別の政党として活動します。これは政党助成金を受け取るための奇策だそうです。本当に新党結成で政権を取りたいなら参議院も結党すべきです。非常に姑息な手段だと思います。また公明党は小選挙区ではなく比例選挙区の上位にに党員を出す予定です。これでは公明党の議員は安泰で、小選挙区の立民議員が苦戦することになります。「中道」の名前といい、選挙活動と言い、立民の議員は黙って受け入れたのでしょうか。立民が全体会議をへて新党になったわけではなく、あくまでも野田党首の一存で党員に押し付けたものです。この独裁的な行為にどのような結果が待ち受けているでしょうか。
 次に与党側の動きです。高市総理は電撃的に衆院解散を行いましたが、自民党の中にも疑問を持つ議員が多くいるはずです。今回の選挙は創価学会の支援を得られないために、かなり得票数が減る見込みと考えられます。特に立民と競うあう選挙区にいる自民の議員が心中穏やかでないはずです。選挙結果が判明するまで分かりませんが、自民にとってかなり不利になるかもしれません。
 自民党はもともと右から左まで様々な考えを持つ議員が集まっており、いわゆる村社会のような党です。時代により右に偏ったり、左に偏ったりしてバランスを取ってきました。前政権は媚中政権として中国寄りの政策を取りましたが、その反動として高市政権が誕生しました。前政権の失策により高市政権の支持率は今でも6割を超えるものとなっています。ただし今回の選挙は必ずしも自民への支持が高いわけではありません。また維新との選挙協力をしませんので、選挙区によっては自民と維新との競い合いが生じ、その間隙を縫って公民や立民が漁夫の利を得ることもありえます。
 個人的に今回の衆議院選挙は端的に言うと媚中政党(公明、立憲)と親アメリカ派(自民、維新)の選挙だと考えます。「中道」が勝利すれば中国寄りの政権が登場し、前政権のような状況が発生します。自民・維新連合が勝利すればアメリカ寄りの政権になります。不安定な国際情勢の中、はたして日本丸はどちらの進路を取るでしょうか。国民の正しい選択が必要となります。各党の公約に騙されてはいけません。どの政党もキツネとタヌキの騙し合いです。公約が本当に実現可能かどうか選挙民は考える必要があります。自分の国の未来を占う上で、今回の選挙はこれまで以上に重要な選挙となります。日本国民として賢い選択をしましょう。

2026年01月24日