#124 お盆休みになります
台風5号は各地に大きな災害を残して消滅しましたが、今年の夏は各地で不安定な天気となっています。今日は「山の日」の祝日ですが、高低にかかわらず山に登る人は天気の急激な変化に充分ご注意ください。特に山で発生する雷は上空からではなく、真横から来る傾向がありますので、少しでも天候が変わる兆しがある場合には、無理をせずに下山する等の退避行動を取る必要があります。
さて学習塾二コラは明日12日より16日までお盆の休暇に入ります。当塾では毎週木曜日、日曜日以外は祝祭日も授業をしていますので、本年度は今回が実質上の休みになります。私はこの期間を利用して今まで使用した教材の整理をしたり、部屋を少し片づけようと思います。また新しい教材を探しに福岡まで出かけようと思います。
田舎町で暮らす最大の欠点は必要な書籍が手に入らないことです。福岡市には今でこそジュンク堂や丸善、紀伊国屋書店など比較的大きな書店があり、必要な教材がある程度入手できますが、一昔、二昔前には大きな書店が無く、若いころには年に1度は東京まで本の買い出しに行っていました(笑)。今でも東京に行く機会があれば時間を見つけて本屋巡りをします。三省堂書店、新宿紀伊国屋書店、ジュンク堂池袋店、丸の内丸善書店、八重洲ブックセンターには必ず立ち寄ります。また神田神保町にある古書街にはお気に入りの店が何件かあり、時間があればぶらっと立ち寄ります。
世界最大の書籍文化を誇る東京の主な書店を巡るだけでも数日を要します。最近はアマゾンを利用する機会が増えましたが、やはり実際自分の目で直接書籍の内容を調べて購入しないといけません。生徒にはできるだけ最新の内容を含んだ教材を与えたいと思っています。
英語の教材に関しては何十年もロングセラーを続けている名著がありますが、時代に応じて教授法も変わり、それに応じて教材も変わっていきます。以前の教材は難しい和訳や文法問題が載っている問題集が中心でしたが、最近の問題集はセンター試験の問題に合わせた傾向があり、以前ほど細かなことを問う問題集は姿を消しつつあります。また2020年のセンター試験に代わる新形式の入試に合わせて、今後数年間で英語の参考書や問題集が大きく変わることが予想されます。それに合わせて英語を教える人は新しい教授法を身につける必要が出てきます。塾や予備校が今後生き残ることができるかどうかは、新形式の試験にどれだけ対応できるかにかかっています。特に英語を教える教師はそれに対応するための不断の努力が要求されます。言い換えれば本物の英語力を持った語学教師しか生き残れない世の中になります。