#57 ポケモンGO訴訟問題
毎日猛暑が続いています。昨日は所用で久留米に行きましたが、まるでドライヤーの熱風のような風が吹いていました。久留米はここ数日35度を超える日々が続いています。室内でもエアコンを使用するなど熱中症にならない対策が必要です。
さて本日のニュースで気になるものがありました。Bloombergのニュースを少し引用します。
「スマートフォンゲーム「ポケモンGO」をプレーしている人がポケモンを捕らえようと自宅の裏庭に侵入しようとしているとして、米ニュージャージー州在住の男性が同ゲームを開発した米ナイアンティックと任天堂を提訴した。全米で配信されているポケモンGOをめぐり両社が訴えられる初の訴訟とみられている。」
私はポケモンGOが登場した時よりおそらくこのような問題が発生するのではないかと危惧していました。確かにポケモンGOは新しい感覚のゲームで、バーチャルリアリティとスマホを利用しています。私はスマホを持っていませんが、電車やバスの車内でゲームに熱中しているあらゆる世代の人々が目につきます。このポケモンGOもそのようなゲーマーを狙って開発されたものでしょう。
このゲームの問題点はゲーム会社が場所をわきまえず勝手にポケモンを登場させて、入ってはならない場所にゲーマーを誘導することです。今回の訴訟問題が世界中で行われることになり、裁判で敗訴するようなことになればゲーム会社は倒産する恐れが出てきます。
ゲーム会社だけでなく、すべての企業や国を始めする公共団体は社会に対して道義的責任があります。金儲けのために何でもやっていいということではありません。「やっていいことと、やってはいけないこと」の判断が必要となります。勿論この規範は個人から国家、国際社会まで適応されます。この規範がないがしろにされた結果、個人間の諍いや国家間の紛争が発生することになるのです。また環境問題もすべて私たち人類が引き起こした問題です。何が正しいか、間違っているか、私たち一人ひとりが考える時期が来ています。